ワンちゃんのお口について

ワンちゃんのお口について

あなたのワンちゃんのお口は大丈夫ですか???

お口は触れますか?

このような質問をするとほとんどのオーナー様の答えがNOである。実際診察の時に口を獣医師がめくろうとすると嫌がって前歯を出して威嚇する、怒って噛みにくるというワンちゃんは多く存在する。では、なぜいつもはお利口なウチの子がお口を触ると怒るのか?それはお口が痛いに他ならない。

ワンちゃんのお口の多くは歯周病

前述したお口が痛い子たちの口を見てみよう。昔は真っ白だった歯が歯石で見るも無残な見た目をしており、歯肉は真っ赤で少しガーゼ等で触れるだけで出血する。よくよく臭いを嗅いだらドブ臭いなんてことはしょっちゅうだ。では、このような歯周病はどうしたらいいのだろうか。

トリミングで行う歯石取りは間違い

今回、声を大にして言いたいことはここである。トリミングで行う歯石取りは何も良いことがない。

①歯石を取るためのスケーラーは刃物である。前述した通り触ると嫌がるような子に刃物を使って歯石を取る。想像しただけで恐ろしい。
②仮に無麻酔で歯石取りを行なった場合、一時的にキレイになる。しかし、そこはより歯石のつきやすい場所となっている。実際の現場では最後にザラザラになっている歯に研磨剤を塗ることによってツルツルな歯にしている。
③そもそも人では美容室に行って歯を治療するのだろうか。美容室には髪を切りに行くし、歯医者に行って歯を治療する。犬の世界にトリミングに行ってついでに歯をやるという習慣は存在しない。このようなことから是非とも無麻酔での歯石取りはやめていただきたい。

実際の歯科処置

人と違い2?3本治してまた来週ということはできないため、麻酔をかけて全ての歯を治療する。歯石を取り、レントゲンを撮って評価し、残しておいてもダメな歯は抜歯する。ビックリする方も多いかもしれないが場合によっては全ての歯を抜くこともある。そうしたらご飯が食べれないのでは?と聞かれることもあるがワンちゃんは咀嚼(モグモグすること)をしない。丸のみである。そのため歯がなくても食事はできるのである。痛い歯がなくなったワンちゃんはその後元気になり、ドブのような歯ともおさらばできてオーナー様もハッピーである。

お家でのオーラルケアを

以上より簡単にではあるが歯周病についてまとめて見た。動物病院で歯科処置したから大丈夫!というものではない。家でのオーラルケアが重要となる。またの機会があれば家でのオーラルケアについて話せればと思う。読んで頂きありがとうございました。